2024年1月から始まる新NISAとは?
新聞や雑誌、テレビやインターネットなど、各種メディアで新NISAをよく見かけます。
そもそもNISA(ニーサ、少額投資非課税制度)は一般の投資家が少額からの投資による資産形成をする目的で、2014年1月からスタートした制度です。
2023年時点で18歳以上が利用できるNISA(以下、これらのNISAを総称して「現行NISA」とします)は一般NISAとつみたてNISAの2つとなっています。金融庁の調査によると、2023年6月末時点でNISA総口座数は約1,941万口座、このうち一般NISAは約1,106万口座、つみたてNISAは約836万口座もあります。
しかし、現行NISAにおける新規の投資は2023年12月末をもって終了します。
2024年からは、NISA制度が改正され、新しいNISA(以下、「新NISA」とします)は、図の様に現行の一般NISAとつみたてNISAを合わせたような制度になっています。
新NISAでは、現行NISAにあった5年や20年といった非課税期間がなくなり、無期限で非課税運用が続けられるようになります。その上、年間で投資できる金額や生涯に投資できる金額も大幅に増加します。
また、現行NISAでは一般NISAとつみたてNISAの併用ができませんが、新NISAでは一般NISA同様の「成長投資枠」と、つみたてNISA同様の「つみたて投資枠」が併用できます。加えて、非課税で投資した商品を売却すると、翌年にその売却枠が復活するため、再び非課税投資を行うことが出来ます。
安心して相続対策を立てるためにも、
お金の色分けと新NISAの活用を!
年金生活者・資産生活者のご相談を多く受けていますが、その中でも多いものが、「安心して生活するにはいくらのお金を残しておけば良いか」というご相談です。
昨今の物価上昇や円安が続く中で、低金利での資産運用は、退職金や年金の価値そのものを目減りさせていることになります。
そこで、年金生活者や資産生活者のファイナンシャルプランニングを検討する際には、お手持ちのお金(金融資産)を、
- 生活費の不足分、
- 将来やってくるイベント(住宅の修繕・改築、高齢者施設への入居)費用、
- 医療・介護に供えるお金、
- 死後の整理費用、
- 余裕資金
の5つに色分けして、今あるお金を上手に運用しながら、長年にわたり安心して取り崩せるかどうかを検討します。これらの色分けしたお金については、様々な金融資産の活用を検討しますが、その際に新NISAも取り入れれば、運用益が非課税で受け取れるメリットを享受できます。
人生100年時代と言われますが、お手持ちのお金の寿命(資産寿命)を自分たちの余命以上に延ばしておかないと、相続対策を行うにも安心して資産の処分や活用を行えません。
金融資産が少ない方でも、つみたて投資枠でいくらかでも金融資産を形成しておけば、万が一の場合でも、ご家族に財産を残したり分けたりすることが出来ます。
相続対策や資産形成、資産活用を検討したい方に、当事務所では、資産づくりと資産守り、長期かつ全体のキャッシュフローの最適化でお役に立てます。
まずは現状確認から、お気軽にご相談下さい。
執筆者
山内プランニングオフィス
財務コンサルタント 山内 智弘
*
ひろしま相続相談センター
まずは、無料相談からお気軽にお問い合わせください。
< お電話からのお問い合わせ >
082-244-0425
【受付時間】9:30~18:00(平日) / 10:00~17:00(土曜)
【定休日】日曜/祝日