遺品整理を始める時期については、「四十九日の法要が終わった後がよい」と言われることがあります。しかし、実際には決まった時期はなく、ご遺族の気持ちが落ち着き、「そろそろ整理しよう」と思えた時が最適なタイミングです。無理に進めようとすると、精神的に負担が大きくなることもあるため、気持ちが整理できてから取り掛かるのがよいでしょう。
ただし、賃貸物件の場合は注意が必要です。住んでいた家が賃貸の場合、家賃が発生し続けるため、できるだけ早めに遺品整理を進めることをおすすめします。また、公営団地などでは「亡くなってから○日以内に退去しなければならない」という契約になっていることがあります。この期限を過ぎると延滞料金が発生する場合もあるため、事前に契約内容を確認し、早めに準備を進めることが大切です。
持ち家の場合は、特に決められた期限はありません。しかし、遺品の処分をする際に利用する廃棄物収集業者は、年末年始や引越しシーズンには予約が取りにくくなります。また、大型連休の時期も業者が休みになることが多く、予約が集中するため注意が必要です。そのため、これらの時期を避けるか、早めに予約をするのがよいでしょう。
気持ちに余裕を持ちつつ、無理のない範囲で進めることが大切です。
執筆者
株式会社JRCロジネット
代表取締役 東矢剛
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